デザイン案のイントロ
 
小野チンと鹿野ヤンがデザインラフを持って初めて我が家へ訪れた。ちなみに今回担当される小野さん、鹿野さんには僕たち夫婦だけの会話の中では愛称で「小野チン」「鹿野ヤン」と呼ばせてもらっている。僕たちの世代は小野と言えば小野チンでしよう!(笑)鹿野さんは何となくいつも小野さんに敷かれているような優しい印象なので鹿野ヤンになった。
早速にデザインを拝見! デザインの表紙タイトルは ”京町家の暮らしに想いを馳せて” 良いタイトルだ! ぐっときた! 僕も長くデザインの仕事をしているが、やはりキャッチコピーは大事だ。このキャッチ一本でリフォームの方向性が明確になった。
ざっと説明をすると、玄関を入ると真っすぐ伸びる長い廊下、これがいかにも町家の通り庭を思わせる。まるで家の中に外が有るかのような演出だ。その突き当たりには京町家ではおなじみの「鍾馗さん」の像が番人のように玄関を睨みつける。玄関横には仕事部屋へ入るための内戸、戸はベンガラに糸屋格子、壁は漆喰の白壁風、寝室には禅寺を思わせる丸窓、リビングは町家らしい白と黒のコントラストを保ちつつ書院風の棚と地袋を配置、窓には雪見障子。キッチンは”おくどさん”を意識して黒のシンクとタイルで仕上がっている。これにスゥェーデン風の欧風家具を入れると絶妙な和洋モダンのバランスになりそうだ!
何より、通り庭、内戸、鍾馗さんをよくぞ取り入れてくれた! これで坪庭があれば完璧! と思ったが、さすがにそこまでは狭いマンションでは無理だろう。初回の打ち合わせからわずか2週間足らずで京町家の特徴をよく調べて僕たちの好みや意図を表現してくれていた!3回目の打合せを12月12日に決めた。

 
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ハマさん自慢のミニ盆栽をお借りして(after)

前回の打合せで何ヵ所か出たデザインの変更点に対する修正案と見積書が届く。今回はキッチン以外のバストイレ等の水回りはいじらないことにしていたが、京町家モダンというデザイン上オリジナル製作をする部分が多く、建具一つにしても既成の製品はほとんど使用出来ない。多少覚悟はしていたものの見積の金額はやはり予想を上回った。これにリフォーム期間中の滞在費、引越し費用、その間の荷物の保管料、その他雑費を含めると純粋なリフォームのみの費用にプラス15%は考えておかなければならない。総費用を考えると頭が痛くなったが、気持ちの方は既に動き出してしまった。 次回の打ち合わせは年明けに行なう約束をして見積りの方はそれまでに検討することにした。一般にリフォームを発注する場合は最低でも2〜3社へ相見積を取るのが普通だが、今回それはしなかった。金額面はもちろん大事だが、今回は以前のリフォームの反省点から造り手と自分たちとの相性のようなものを最優先にしたいと思ったからだ。

 
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廊下の端に玉砂利を敷いてみたafter

妻が収納部分が少ないと言い出した。どちらかといえば僕はデザイン重視、妻は機能性・効率性重視の考えだ。最近のリフォーム事情は限られた空間の中で廊下等の無駄なスペースはできるだけ省略し、収納力を増やし、部屋数を少なくして大空間を演出するものが主流になってきているように思う。ところが今回のデザイン案は部屋数はそのままに中心となる廊下のスペースを多く取り、キッチンを広げるなどデザイン性を最優先にしているため、その分収納部分をかなり省略することになってしまった。僕の意見では、そもそも窮屈な小空間を楽しむように工夫されたものが本来の京町家らしさと言いたいが、後になって夫婦の意見が割れて後悔しないためにもリフォームのプライオリティーを妻とよく話し合っおく必要がありそうだ。
予算を考えるとリフォーム費用ももう少し抑えたい。次回の打ち合わせまでに決めておかなくては。

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京町家に見かける鍾馗像
 
京都の町を歩いていると鍾馗像をよく見かける。それを京都の人々は「鍾馗はん、鍾馗はん」と親しみを込めて呼んでいる。元は平安時代に道教思想として日本へ伝わったものだそうで、京都では魔除け災難除けとして古くから町家の庇に置かれるのが慣習となっている。素朴でかわいらしい顔の鍾馗さんもあれば厳つい顔の鍾馗さんもあり、それぞれに表情があって見ていて楽しい。僕も京都を歩く時はついつい庇の鍾馗さんを意識して歩いてしまい、これが前方不注意となり交通上はけっこう危ない。
因みに、京町家の特徴として欠かせない三つの神さんと言えば「鍾馗さん」「愛宕神社の火除けのお札」「伏見稲荷の布袋人形」。今回のデザイン案で気に入った点の一つは鍾馗さんを廊下の正面に置いた演出だ。それならば是非気に入った顔つきの鍾馗さんを探さなければ・・・。京都での楽しみがまた増えそうだ。

 
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雪見障子と書院風の地袋(after

前回もらった見積りを調整するために小野チン鹿野ヤンと妥協点を相談する。これが解決すればいよいよ仮契約へと進む予定。仕事部屋の造作の一部は省略してもらう。ベランダの雪見障子は既存のものを修繕して使用する。因みに元々あった雪見障子はなかなか良いものなので廃棄するには惜しいとの小野チンの意見。来客時にリビングを仕切るための仕切り扉もたまにしか使用しないものなので削除。リビングの飾り棚の下は書院風の地袋に変えて収納力を若干アップ。以上の妥協点と追加部分を考慮して見積書の再検討を依頼した。
数日後、鹿野ヤンから見積の回答が届く。「頑張ってくれてるなぁ〜!」これならリフォームローンを併用することができれば何とか行けそうだ!
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「お茶の小山園」抹茶のロールケーキ
 
京町家の生のイメージをもう一度つかんでおきたくて妻と二人で京都へ出かける。といっても妻も私も一番の目的は食べること。朝一の新幹線で京都へ着くなり真っすぐに向かったのが以前から目を付けていた錦市場の「黒豆茶庵 北尾錦店」。豆好きの私達はここの「黒豆御膳」を以前から食べてみたかったのだ。丹波の黒豆をつかった豆ずくしの御膳は最後にみたらし団子も付いてくる。嬉しいことに団子にかけるきな粉は大きな石臼を自分で回して挽くことが出来る。
ランチを堪能して昼食後は三条〜姉小路付近の町家散策。このあたりは鍾馗さんを飾っている町家が多くその都度立ち止まっては写メしながら歩く。「やっぱり京町家は鍾馗さんと丸い乳白色の鶴首ブラケットの玄関灯がしっくりくるなぁ〜!」そんなことに感心しつつ、でもよく考えると鍾馗さんは江戸時代以前から、玄関灯の鶴首ブランケットは大正〜昭和初期だろう?「京町家といっても江戸・明治・大正・昭和といろいろな時代のアイテムが上手に取り入れられているんだなぁー!!」と改めて感心する。
下鴨神社の糺ノ杜を歩いた帰りに”ふたば”の豆大福が食べたくなり行ってみるが、あいにく休み。行きたい店はまだまだ有る! そこでこれも以前から気になっていた抹茶のロールケーキが美味い店「お茶の小山園」へ。店は御池通りから油小路を少し下がった所に有り、町家をベースにした店内には古い茶器も展示されていてcool! お目当ての抹茶のロールケーキに一緒に出された煎茶が実に良く合う! ここでのもう一つの収穫はこの店の庇に居る鍾馗さん! 今回観た多くの鍾馗さんの中で一番凛々しい鍾馗さんだった。我が家にも良い顔の鍾馗さんをお迎えしたいなぁーと思った。
たった一日のショートステイだったが、京都を充分堪能しリフォームの細かなディテェールイメージも固まった。
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場所を得た息子の趣味の「書」(after)

予想はしていたが、やはり思っていたよりもリフォームの総費用はオーバーすることになりそうだ。考えた末に自宅の住宅ローンで長い間お世話になっている地元の地銀さんへリフォーム資金の融資交渉へ行く。ところが比較的すんなりと融資が通った。しかも優遇金利での承諾だ! 自宅の住宅ローンを20年間一日の遅れもなく真面目に払い続けてきた成果かも?? 笑 とにかくこれで何とか資金面もクリアできそうだ。
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黒を基調にした我が家の「おくどさん」(after)
 
打ち合わせも今日で5回目、今回は場所を変えてクリナップのショールームでの打合せとなった。ショールームのアテンダントに案内されながら妻が楽しみにしていた最新のシステムキッチンを見て回る。やはり実物を見るとテンションが上がる。ウキウキとした妻の顔を横目で見ながら、我が家のビックイベントを取り仕切っているという一家の主人としてのささやかな満足に浸る。笑
今回のリフォームでは、世間よりもかなり遅れて初めて食洗機を導入することになった。妻は「かえって無駄がでそう!?」とあまり乗る気ではなかったが最終的に僕のすすめで納得したようだ。選んでいくと殆どのキッチンツールにスタンダードとグレードアップがあり、実際に目にするとどうしてもグレードアップの方を選んでしまう。サイレントシンク、キズの付きにくいトップなどなど。気が付くとかなり予算オーバーに。変更は後でも可能とのことなので、とりあえず今回導入するキッチンセットを決めた。カラーは町家の”おくどさん”を意識して黒に統一する。
今回もう一つ重要なことは仮契約をすることだ。ショールームの一室を借りて小野チン鹿野ヤンの説明のもと、書面にサインをし着手金を支払う。このお金は本契約の際に実際の費用の一部に置き換えられることになる。
これで「いよいよやるんだなぁー!」と僕たちの覚悟も決まった!
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町家らしい考え方で出入口を2つにした仕事部屋(after)

仮契約も終わり、いよいよ本契約にむけて本格的な打ち合わせに入ることになった。各部材の材質、カラー、小物の選択、照明、決めなければならないことが山ほどある。困った事に2月からは長期のレギュラー仕事が始る予定!これに掛かり始めると最低2ヶ月間は身動きが取れない状況になりそうだ。そんな中でリフォームの細かな取り決めや引越し準備等を平行に進めることができるかどうか不安になってきた。
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物があふれて納戸状態に(before
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